ベベルは今でもスピラの中心で それから私が生まれた街 故郷ってことになるんだけど いい思い出はあまりないんだよね (寺院の前へ) 寺院の人:おお 大召喚士様!もしや私ども[新エボン党]に      加わっていただけるのですかな      これはなんとありがたいことで 亡きブラスカ様も      お喜びになられましょう      さっそく我が党の議長を呼んでまいります      しばしお待ちを! リュック:強引だね ユウナ:ねえ 帰っちゃおうよ リュック:どうしたのユウナ? ユウナ:実はね 縁談があったんだ 相手は新エボン党の党首の息子って人     断ったんだけど!ほら なんていうか会っちゃったらイヤだな…… リュック:おお〜♪ パイン:確かに面倒そうだな 引き返すか リュック:なんでなんで?やだ〜!ぶう〜 (寺院の扉が開く) バラライ:初めましてユウナさん      新エボン党のバラライです リュック:ね 君が党首の息子? バラライ:ああ 党首は先日辞任しました      議長だった息子さんも一緒にね      あの人たちは権力を独占しようとしたので      引退してもらったんです      今は僕たち 若い連中の話し合いで      党を運営しているんですよ ユウナ:そうなんですか バラライ:と いうわけで−      僕は大召喚士様のお相手ではないですからご安心を (ユウナが驚く) バラライ:もちろん皆さんが我が党に協力してくださるというのなら      大歓迎です エボンに対して複雑な思いがあるでしょうが……      それを乗り越えて 力を貸してほしいと思っています      世の中が変わっていくとは言え      そう簡単には変われない人も多いのです    バラライ:僕たちは そういう人たちの力になれればいいなと思っているんです       それでは 僕は仕事があるのでこれで      そうそう古い時代のスフィアを見つけたら ぜひ      僕らに届けてください それでは (バラライが寺院へ戻る) リュック:どう? ユウナ:どうって……どうかな? パイン:どうでもいいって で どうする? [飛空艇の中での会話] リュック:バラライってソウメイって感じだね      ウチの男子と違ってさ! パイン:食わせ者だろ バラライって     でなきゃ議長になれるはずがないんだ